箸の持ち方と選び方 〜ノリタケショップ陶仙〜

ノリタケ 大倉陶園の食器とギフト食器の豆知識箸の持ち方と選び方

毎日何気なく使っている箸、日本人の食生活に欠かせない箸ですが、日本人の間でも正しく箸を持てない、箸を正しく使えない人が急増中と言う事実。箸は日本の歴史の中で日本と日本人独特の美意識や礼儀作法を育みました。そして繊細で立体的な盛り付けの多い日本料理も箸の文化から生まれたものとも言えるでしょう。箸と日本料理、日本の礼儀作法を大切に守り伝えて行かなければなりません。
箸の正しい持ち方とマナーをもう一度見直してみませんか?

1. 箸を選ぶ時 ご自身の手のサイズ合った箸を選ぶ
手の大きさに合った箸を使うと、使い安いだけでなく、より箸の使い方に自信が持てるようになります。
自分の手に合った箸のサイズの目安は親指と人差し指を直角に開き、開いた親指と人差し指の間の長さ『1咫(あた)』の1.5倍、または身長の15%です。
写真の方に合った箸の長さは 15cm×1.5=22.5cm
したがって22〜23cm程度の箸になります。
ただし、習慣やそれまでに使っていた箸の長さ、好みなどによって多少の長さの違いが生じます。
2. 箸の持ち方・使い方
  下の箸を薬指の先と親指・人差し指の股部に置きしっかりと固定させます。そして親指で2本の箸を押さえます。
上の箸を親指・人差し指・中指で固定しつつ動かしお料理を挟んだり摘んだり、割いたりします。
ポイントは下の箸を固定したまま、上の箸のみを動かし使うこと。
大変に厳しいことですが、日本料理は給仕の際に、お料理を置く位置が決まっています。
したがって、左利きだからといって左手で箸を持つことはお勧め出来る事ではありません。

箸でやってはいけません! お箸のタブー
1.刺し箸
お料理に箸を突き刺して食べること。
2.涙箸
箸の先から汁をポタポタと垂らすこと。
3.ねぶり箸
箸についたものを口でなめて取ること。
4.込み箸
口に入れたものを箸で奥へ押し込むこと。
5.移り箸
あれこれとお菜ばかり続けて食べることは卑しいとされています。
6.迷い箸
どのお料理にしようかと迷い、お料理の上であちこちと箸を動かすこと。
7.探り箸
好きなお料理、食べたいものだけをより分けて食べること。
8.寄せ箸
食器を箸で手前に引き寄せること。
8.渡し箸
碗や皿などの上に箸先を向かい側に向けて置くこと。汚れた箸先を人に向けることは失礼とされています。
見苦しくなく箸を使う事は楽しく食事をする条件の一つです。また、その人の人柄が自然に滲み出てくるものです。お父さん、お母さん、毎日に小さな繰り返しですがお子様の一生の習慣にもなります。食卓こそが、ご両親から学ぶ一番の場所です。もう一度、今夜から箸のマナーを家族皆さんで見直してみませんか?

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