ティーカップ? コーヒーカップ?

ティーカップとコーヒーカップの違いについて

ノリタケ 大倉陶園の食器とギフト食器の豆知識ティーカップ? コーヒーカップ?

 しばしばお客様から『コーヒーカップ』『コーヒー用のカップソーサー』とか『ティーカップ』『お紅茶のカップ』と用途を指定されます。
時には『コーヒー・紅茶どちらにも使えるカップソーサーはありませんか?』と・・・
お客様からの大抵の疑問・質問にはある程度対応できているつもりでいるのですが、この質問には正直なところ明快な応えを持っていないのが本音です  (〜〜;
日本ではしばしば『浅くて口の広がったカップがティーカップ』、『ちょっと小振りで深い感じのカップがコーヒーカップ』と言われていますが、コーヒー用・紅茶用とカップを分類している国は日本だけではないのでしょうか?
若い頃、世界の色々な国を旅する機会に恵まれた私はイギリスの旅を振り返っても所謂日本で言う“ティーカップ”でお紅茶をいただいたことがありませんでした。アメリカで“ティーカップ”にコーヒーを注がれたこともありませんでしたが・・・
どこの国でも私たち庶民の入るホテルやレストランではお紅茶とコーヒーは同じカップソーサーでサービスされていました。
しかし、『口の広いカップは紅茶用』と言われている日本の“常識”もお紅茶をいただく時に“カップの口が広がっているカップの方が紅茶の色を明るく楽しめる”と言う点では意味の無いことではありません。むしろ賛成します。でも、ちょっと待ってください。紅茶でもウヴァやダージリンのような色の強い紅茶とヌワラエリアのような色の浅い紅茶では紅茶の色を楽しむためにカップを選ぶと、どうしても別々のカップを選ばなければならなくなってしまいます。色の浅い紅茶には深いカップの方が紅茶の赤を楽しむことができるからです。
口の広いカップのもう一つのメリット。
戦後、輪切のレモンを紅茶に浮かべて香りを楽しむアメリカ人の習慣が日本にも流入してきました。口の狭いカップより、口の広いカップの方がレモンをカップから取り出す際に都合が良いので口の広いカップを作ることが始まった・・・
そう、輪切のレモンでレモンティーをいただく際には絶対に口の広いカップが使いやすいですね。
コーヒーは紅茶のように沸騰させた湯をポットに注いでサービスすることがありません。紅茶に比べ低い温度でサービスされるのが一般的です。そのためにカップの形状はティーカップのように口の広がったものより、丸味をおびているものや、シリンダー型(筒型)の方が保温性に優れていて、美味しいコーヒーを楽しむために有利です。
ユーザーさんはどうしたら良いのでしょうか?
香りを楽しむフレーバーティーには浅く口の広いカップが絶対にお勧めですが、ミルクティーやレモンを入れずに紅茶をいただく際やコーヒーをお召し上がりになるのであればユーザーさんの『感じ・フィーリング』でお選びいただくことが一番だと思います。

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