この口が4つある蓋付の焼き物、画像の( 1 )( 2 )、何だかわかりますか?
画像( 3 )は、この蓋付の焼き物を使う時に一緒に使うものです。
おそらく、今このページをご覧になっていらっしゃる方のほとんどのご自宅に同じ目的、同じ名前の食器(食卓用品)があると思います。『今朝も使った』 『さっき使った』なんて感覚だと思います。ただ、4つも口があるものは本当に珍しいものです。
急須で持ち手(ハンドル)のないものを、宝瓶(ほうひん)、注ぎ口に茶漉しがなく蓋との微妙な隙間からお茶を注ぐタイプのものを『搾りだし』と言います。
宝瓶急須や注ぎ口が1つの搾り出し急須は時々目にすることがありますが、4つの注ぎ口の搾り出し急須は本当に珍しく私もこの信楽焼の急須しかお目にかかったことがありません。
注ぎ口が2つ、あるいは3つものもは焼成時に胴の部分が歪んでしまい、製造できないそうです。 |