狸は『他を抜く』と言われ縁起が良いとされています。なぜ《狸》が《他を抜く》のでしょうか・・・? |
《笠》 |
いつ何が起こるかわからないもの、悪事・災難を避け身を守る笠 |
《目》 |
全てにわたり前後左右に気を配り、世の中を正しく見つめよう |
《顔》 |
お互いに誰にでも愛想良く接し、笑顔で仕事に励もう |
《徳利》 |
飲食に不自由することなく、《徳》を身につけよう |
《通帳》 |
世の中は信用が一番 |
《腹》 |
常に落ち着いて冷静に判断、また大胆な決断の太っ腹 |
《金袋》 |
大金持ちになって金銭を自由自在に運用しよう |
《尾》 |
先の方が太い狸の尾、末広がりで終わり良ければ全て良し |
これが《狸》が《他を抜く》所以です。現実は思ったようにならないけれど、少しでも理想に近づきたいものです。しばしば、『狸は化ける』なんて言いますけれど信楽の狸は人を化かすことがないようです。 |